2017年4月12日水曜日

vsスターファングルナット…リベンジ

すぐに壊せるだろうと思っていたスタファンに、
予想外の苦戦を強いられた。
現在はコラムの真ん中あたりで、多少斜めになって引っ掻かかっている状態。

新しいスタファンは下から引き入れる予定なので、
このままでは古いスタファンが邪魔。

ちゃんと専用工具を使って普通の方法で上から叩き入れれば、バイクには問題なく乗れる。

でもサビだらけの余計な鉄の塊が中に入ったままというのは
なんとも気持ち悪い。
やはりどうにかして取り出したい。

そこで、コラムを下から覗いてみる。

コラムの内径は、上から下まで一定の様で、
コラムの一番下まで叩けば、そのまま下から出てくるかもしれない。

とりあえず、やってみよう。

コラムの上から長ネジを入れ、ハンマーで叩く。
ちょっとずつスタファンは下がってくる。

しかし、このまま行けるかと思ったところで、叩いても下がってこなくなってしまった。

どうやらコラム内部にバリがあるのか、引っかかって出てこないような感じだ。
ただ、下からマイナスドライバーが届くくらいの所までは下がっている。

ここで、ハっと気付いたが、今まで潤滑用の油を差していなかった!
クレ5-56で十分なんだろうけど持っていなかったので、ちょっと贅沢かもしれないがWAKO'Sメンテルーブ
を一拭き。

そしてドライバーをスタファンの羽の隙間に押し込み、
ちょっとずつ羽を曲げては、上から叩き、曲げては叩き、を繰り返す。

何度かやっていると、スコーンとスタファンと長ネジが両方コラム下から飛び出し、
カランカランと音を立て床に落ちた!
外れたスタファンとゴムハンマーの破片


やった!ついに外れた!
スタファンとの長い挌闘に、ようやく勝利を収めた。

この作業だけで、ゴムハンマーはボロボロ。

結局、全部で3時間近くかかったんではなかろうか。
この日の作業はスタファン外しだけで終わってしまった。

まだまだ復活までの道は長い…

2017年3月17日金曜日

vsスターファングルナット…敗北

コラムの上から中をのぞくと、スタファンがサビサビ。

どうせヘッドセット買えばスターナットも付いてくるので。

外す、というか壊すことにした。

「マイナスドライバーとハンマーで叩いて羽の部分を破壊して壊す」
みたいなことをネットで見たので、
マイナスドライバーを上から羽の部分に当てて、ハンマーで叩く。

どんどん、奥に入るだけで、まった壊れる気配なし。

ここで作戦変更!
スタファン圧入用に買った長ネジ(M6 x 285mmのもの)を上からスタファンにねじ入れ、
同じくスタファン圧入用に買ったワッシャーを挟んで引き上げることに。
「ヘッドキャップを絞めすぎたらスタファン壊してしまった」という人がいたため、
壊れてくれるなら本望ということでトライ。



ナットをどんどん絞めるも、引きあがる感覚なし。
するとナットがナメ始めてきた。
ここでやめれば良かったのに、行けるとこまで行ってやれ―と思い、
そのままナットを絞め続ける。

そのままどんどんなめてしまい、ついにはナットを回せなくなってしまった。
引き上げ作戦も諦め、ナットを緩めようとしても、がっちりしまっていて緩めることもできない。

さて、困った。
最悪スタファンは中に入ったままでも上から新しい物を圧入すれば済むけど、
上の写真のまま動かなくなったので、このままではフォーク自体が使えない!

ひとまず長ネジを外さねば!
どうする!?
コラムをカットするか?
カットすれば、少しナット部分に緩み(ガタ)が出て、なめたナットを外せるかも?

でも街乗り用だから、あまりハンドルは低くしたくない。

よし、ダメもとで下から別の長ネジを当てて叩いてみよう!
ちょっとでも上にスタファンが上がれば、ナットを回せるかも。

(後から気づいたが、この時点で長ネジ自体を緩めればすんなり外れたかも)

そこで、ヘッドワン圧入用に買った長ねじ(M10 x 285mm)をコラム下から差し込み、
ハンマーで叩く!
この状態で叩く
何度か叩いてから様子を見ようとすると、、、、

なぜか下から入れたネジが抜けない!

おそらく上から入れた長ネジと、コラム内側の壁に挟まれ、
抜けなくなった模様。

下から入れた長ネジも、上から入れた長ネジ両方とも、回そうとしても動かず。。。
上からも下からも長ねじを差し込んだまま、
のっぴきならない状態に!


これ、本当にどうしよう。
スタファンどころか、上下から入った長ねじが取れない!
復活計画がすべてパーになってしまうのか??

とりあえず落ち着こう。
一息ついて、ふと目に入ったのは、上京した時に実家から持ってきたペンチ。
多分20年以上前のもの
これでM6の長ネジを掴み、緩める方向に回してみると…

少し動いた!よし!

長ネジが外れるほどは動かなかったけど、ナットとワッシャーは緩んだ。

しかしこの時点で長ネジのネジ部がペンチの圧力でつぶれてしまった。

ナットは回るようになったが、ネジ部がつぶれたので、そこから先は動かない。
長ネジをさらに回そうとしたが、下から入れている長ネジと噛み合っているのか動かない。

半分ヤケになり、長ネジを上から何度か叩いてみると、、、

下から入れた長ネジが外れた!

これですんなりスタファンに入れた長ネジも回るかと思ったが、
強引に引き上げようとしたときに時にスタファンとネジ部が噛み込んだのか、
長ネジもなかなか回ってくれない。

そこで、長ネジをペンチで思いっきり掴んで、まわす。

少しずつ長ネジも動き、なんとか外れた!

ネジ部は完全につぶれ、M6の方の長ネジ自体も曲がってしまった。
今日届いたばかりなのに…
スタファンが、これほどまでに外しにくいとは思わなかった…

vsスタファン…敗北

新しいスタファンは、
長ネジを使って下から引き入れるつもりだった。

中のスタファンは斜めになっているので、このままではスタファンが入れられない。

古いスタファンを外すのは諦め、スターナットセッターを買うか、
どこかのページで見たように、ステムをガイドにして叩き入れるか…

ひとまず休憩にしよう…

2017年3月10日金曜日

チェーンラインって何?

フロントシングル化について色々調べていたら出てきた言葉。

ロードバイクに乗り始めて6年、
初めてこの言葉を聞いた。


チェーンラインとは、
自転車の縦の中心線からスプロケ(チェーンリング)の中心までの距離のこと、らしい。
要するに、
自転車の中心からどれくらい離れてギアが取り付けられているかということ、っぽい。

ロードバイクの場合、
フロントダブルのセンター(2枚のギアの間)が43.5㎜前後
フロントトリプル(ミドルギアの位置)が45mm前後

というように決まっている?らしい。

リアについては、
リアエンド幅130mmのロードバイクにシマノ10速スプロケを取り付けた場合のリアチェーンラインは43.5mmが多い?というか決まってる?のかもしれない。


で、このチェーンラインが規定の位置より大幅にずれると、
チェーンが外れやすくなったりすみたい、たぶん。
想定(推奨)の範囲を超えてチェーンが斜めになるからってことなんだろう。

で、シングルピストのチェーンラインは、ググった感じでは基本的に42mmっぽい。

つまり、今のクランクセットを流用すると、リアをトップギアにしたら、
想定(推奨)より1.5mm余計にチェーンが斜めになるということ。

ただ、その影響がどれくらい大きいのかは実際に乗ってみないと分からない。
乗り方にもよるだろうし。

一応対策として

8から10速用のホイールに10速スプロケを付ける時の「ロースペーサー」というのが、
BBのスペーサーとして使えるらしい。
http://amzn.to/2lAZTJZ

こういうのを使って、フロントギアを少し外側につけるようにすれば、
前後のチェーンラインをそろえられる。

あとクランクセットにも、
「BBの軸長を○○○mmにすればチェーンライン43.5mmになりますよー」
って指定があるっぽい。
ただ四角テーパーのBB軸(特に新品)の場合、
トルクかければそれだけクランクは奥に入っていく(四角の面が削れて奥に入る)らしい。
なので、そこをいかに調整するかで技術の差が出るみたい。

でも指定の軸長にしたとしても、フレームとの相性みたいなのもあり、
付けてみないと実際のところは分からないそうな。
なのでBBの交換は一発で決まらないこともあるらしい。
BBは2000円前後でも買えるから、何個か買って試すみたいな情報もあった。
結局「やってみる」しかないのかな。

あとは、フロントのチェーン脱落用のパーツも売っている。

こういうのとか、
チェーン脱落防止ソケット
http://amzn.to/2nlpMPv

こういうの
バッシュガード
http://amzn.to/2nlhWFh

ただし、どれくらい外れやすいのかは、乗ってみないと分からない。

ひとまず、スペーサーや脱落防止パーツ購入は見送りで良いかな。

完成後に乗ってみて、ダメだったらまた考えよう。

2017年3月5日日曜日

BBシャフトは四角テーパー?それともまさかのオクタリンク?

BB流用につき、今のBBがどんなのかを確認する必要がある。

ペダルのボルトは8mmのアーレンキーで外せるみたい。

でも8mmのは持っていない。

柄にグリップがついているやつが力が入れやすそうで良いなと思ってた。

でも近所のホームセンターに行ったらそういうのは無し。

でも置いてあったのがカッコ良く、柄も長くて力が入れ安そうだし値段も手ごろなので購入。

ベッセル(VESSEL)という会社のレインボールL型レンチ。


頭が錆びたボルトも、難なく外れてくれた。


で、シャフトを見ると、やはり四角テーパー。


ひとまずボルトを戻し、今日はここまで。

コッタレスクランク抜きは四角テーパー用を購入、で決定。


2017年3月3日金曜日

フロントはシングルでいいんじゃないか?

今の街乗り用バイクは前後ともシングルギア。
普段乗っている時、たまに坂道もあるけど、
レースで出てくるようなゲキ坂を登ることはまずない。

ロードに乗るときだって、坂道練習じゃなければ
そんなに頻繁にフロントギアを変えることはない。

だったらもう、フロントはシングルでいいじゃないか!?

チェーンリング周りの見た目もスッキリするし、
フロントディレイラーもフロント用シフターも不要になる。

「1台組み上げて自転車をよく知る」という目的から言えば、
フロントディレイラーの取付・調整を経験できなくなるけど、
まあそれくらいはいいじゃないか。

そんなことを何となく考えている時、
ふと今の街乗り用バイクをちょっと離れて眺めてみた。

黒いフレームに、アルマイトブルーのディープリムやパーツ類。
近くで見ると錆もあるしボロボロだけど、
こうやって見ると、やっぱりかっこいいじゃないか。
何人かの友達も「かっこいいね!」って言ってくれた。

「SUNNY ORANGE号が復活したら、このバイクともサヨナラかな…」

なんだがちょっと寂しく感じてしまった。

なるべくパーツ類は流用しようと思っていたけど、
思ったよりこのバイクから流用するパーツは少なくなりそう。

このバイクを買ったのは2012年10月。
乗ったのは4年半くらい。
ママチャリだって、もうちょっと長く乗ったことある。

でもSUNNY ORANGE号のフレームを眠らせておくのは、
それはそれでもったいない。

でもでも、もしフロントをシングルにしたら、
BB、チェーンリング、クランク、ペダル、そのまま使えるのでは!?

オレンジのフレームにアルマイトブルーのチェーンリングは
ちょっとオシャレじゃないかもしれないけど、
しばらく乗ってみて気に入らなければその時はまた考えよう。

ということで、フロントはシングルにし、
BB・クランクセットはそのまま流用って方向で決定!

BB、外れるかな?
長年使ったBBを外すのは大変って話も聞くけど、それもまた経験。

どうしても外れなかったらBBを買えばいいさ。

2017年3月1日水曜日

BB(ボトムブラケット)の検討

BBについてちょっとだけ知識がついたところで、
どんなBBが良いか検討してみる。

ちなみに、
もともとSUNNY ORANGE号はホローテック2のBBがついていた。
現在はSUNNY ORANGE2号に移植されている。
もしホローテック2にするなら、工具も同じものをそろえれば良い。
ただし、ホローテック2のクランクの見た目は、けっこうゴツイ。

以前からある四角テーパーのBBに対応したクランクの方が、
デザインとしてはシンプルで好み。
クロモリの細いフレームには、クランクもシンプルなデザインの方が似合う気がする。

シンプルさを求めるなら、フロントはシングルでもいいかもしれない。


もしフロントシングルにするなら、

今の街乗り用バイクの物をそのまま使うのも可能かも・・・





BB(ボトムブラケット)を知る

まずBBを知るところから。

BBには、やたら規格がいっぱい。


まず、フレームのBBシェル(ボトムブラケットを取り付ける円筒形の部品)。
  • シェル幅
  • シェル径
  • ネジ切りの有無(ネジを回して入れるor圧入れする)
  • ネジの向き(JISとかイタリアンとか)
とかで仕様が何パターンもある。


そしてBB自体にも、
  • クランクを取り付ける軸が四角い形のスクエアーテーパー
  • 軸が8角形のオクタリンク
  • 軸が中空でクランク側に軸があるものを取り付けるタイプ(シマノのホローテックⅡ、カンパニョーロのウルトラトルクなど)

さらに、入空タイプじゃないものにも
  • カップ&コーンタイプ
  • カートリッジタイプ
で、必要な工具が変わる。
ちなみに、ホローテックⅡやウルトラトルクには、それぞれ専用工具が必要。

あと、上記以外にも、どんどん独自規格が増えているらしい!

なんだこの複雑さ!!

で、自分に必要なことだけまとめる。

RNC7のBBシェルの仕様は

  • シェル幅68mm
  • JIS規格のネジ切り有(ISO、BC137、BSAも同じ規格を指すらしい。ややこしい!)

このBBシェルに取り付けられるBBと、そのBBに取り付けられるクランクを選べばいい。

ただし、BBのタイプ別に必要な専用工具が違うので、その点も注意。ホントややこしい!

必要な専用工具


BBというか、BBの軸からクランクを引っこ抜くための工具。
(中空タイプの場合は不要)

コッタレスクランク専用工具(スクエアーテーパー用)
http://amzn.to/2miZ36p

アダプタ使用でオクタリンク(8角テーパー)にも対応
http://amzn.to/2mrjcX7


そして、BB自体を脱着する工具。

<カップ&コーンタイプの場合>
・ひっかけスパナ(フックスパナ)(BBの左ワンを脱着)
http://amzn.to/2mj4Qst

右ワンはでっかいスパナでOK??

<カートリッジタイプの場合>
・アダプター戻し工具
http://amzn.to/2l687cP

とりあえず、これだけ知っておけば、ただ組み立てるだけならなんとかなるかな・・・


ちなみに、BB含め自転車全般のことは、このページにとっても詳しく書いてある。
この人すごいね。
自転車探検「ボトムブラケット」